半分引退日記 ―あるいは無駄遣いの軌跡―

会社員引退後の生活、遊び、お金の使い道など、どうでもいい事を書いてます

都会でみつばちの蜜をとる

緊急事態宣言が出たから、というわけではないがコロナ変異株が拡大してからはなるべく自分の行動を制限していた。

特に外食、会食は極力避けてきた。

そんな中でも学生時代の知り合いより声がかかり養蜂の手伝いをする機会があった。

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場所は東京の真ん中で大学の研究の一環として実験的に行われている。
巣箱が2つだけと規模が小さいだけでやっていることは普通の養蜂事業だ。

都心は皇居をはじめ大規模な公園もあり意外と緑が多い。
銀座などで養蜂しているところもある。

本格的な養蜂は花の開花に合わせて移動して蜜を集めるけどここは定点なので季節によって取れる蜜が変わる。
4月~5月が一番収穫できるらしい。

巣箱の中はあらかじめ板状になった巣枠にあらかじめミツロウで作った巣穴が入れてありそこに蜜をためたり幼虫を育てたりする。
蜜が集まると巣枠を遠心分離器にかけて蜜を採取する。

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作業には顔を守る網のついた帽子をかぶるがミツバチは刺激しなければ巣枠を取り出すときも攻撃してくることはなかった。

一通りの作業をして取れたてのはちみつを食べてみたが美味しかった。
日頃はちみつをよく食べていないので市販品との差はわからない。

こんな都会でもスズメバチが襲ってくるそうだ。
なかなかできない体験をした。

本格的な養蜂は重労働だし簡単なものではないが、季節ごとに花を求めて全国の山々を移動する仕事は面白そうだなとちょっと思った。

今回の労働の報酬としてはちみつ小瓶をもらった。